壁を乗り越えるために必要なマインドセット

forest 効率的に学ぶ

プログラミングを学習していると、必ずと言っていいほどつまづきます。私も毎週どこかにつまづいています。その度に何日も悩んで何が一番良いのかを考えて試して乗り越えています。
壁を乗り越えるほど力がついてくるのは当然です。しかし、この壁をなかなか乗り越えられずに挫折する人がいることも事実です。

正直、壁を乗り越えるかどうかはスキルの問題ではありません。スキルがあれば、そもそも壁にはぶち当たらないからです。結局、壁を乗り越えられるかどうかの差は、持っているマインドセットの違いによるところが大きいです。では、壁を乗り越えられる人が持っているマインドセットとは、どのようなものなのでしょうか。

すごい人を見て、あなたはどう感じますか?

例えば、GAFAのトップエンジニアのような素晴らしい技術力を持ったエンジニアが目の前にいて、このようなことを言っているとしましょう。

自分も昔からコツコツと頑張ってきました。初めは右も左も分かりませんでしたが、毎日楽しくてしんどいとか言ったことないです。だれでも時間をかければ自分と同じレベルにはなれるし、自分は人より少し早く始めたから今達成しているだけです。何もすごいことはありません。

これを聞いて、あなたは自分にも同じようにできるようになると思えますか?

———-シンキングタイムです———-

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では、確認します。

  1. そんなこと言っても、あの人だからできたんでしょう。自分には難しいよ・・・
  2. 自分も今はできないけれど、あの人と同じように努力すればできるようになるかもしれない

どちらを思ったでしょうか。別のことを思ったという方もいるとは思いますが、この2択だとどちらですか。

硬直マインドセットとしなやかマインドセット

この質問は、壁を乗り越えるために必要なマインドセットに沿って日々考えているかどうかを測るひとつの質問です。

マインドセットには、2つの区別があります。

1つ目は硬直マインドセットです。簡単に言うと、自分を変えられないという考え方です。今の自分の力はこんなものだから、未来でもそれほど活躍せずどうせ凡人で終わるんだろうなという考え方です。

それに対して2つ目はしなやかマインドセットです。簡単に言うと、自分を変えられるという考え方です。今の自分の力はまだまだだけれど、正しい学びと経験を積めば未来では活躍できるはずだと自分を信じられる考え方です。

先ほどの質問、どちらがどのマインドセットに該当するかは分かりますよね。1が硬直マインドセット、2がしなやかマインドセットです。

硬直マインドセットの人は、「どうせ」「あの人は特別」という言葉をよく使い、人の成功を見ても喜べず、妬みや嫉みも多くなります。人からのアドバイスに対しても自分を変えられないと思っているため素直に聞く耳を持ちません。自分を変えないにもかかわらず、自分のネガティブな面を見て愚痴を言ってできない自分に腹を立てます。

それに対してしなやかマインドセットの人は、「次こそは」「やればできる」という向上に基礎を置く言葉をよく使い、人の成功を見て一緒に喜び、自分も追いついてやるとモチベーションにつなげます。人からアドバイスを受けると素直に聞き入れ、すぐに自分の行動を変えます。愚痴の代わりに改善策を探し、毎日の成長を喜びます。

マインドセットは変えられる

詳しくは調べていただければと思いますが、マインドセットが違うだけでこれほどの違いが出ます。
そして、しなやかマインドセットを持っていれば、壁にぶち当たっても乗り越えるためにあらゆることを試し、結果として成長しているということを分かっていただけると思います。

しかし、しなやかマインドセットを持っているからといって安心してはいけません。反対に硬直マインドセットを持っているからといって諦めてもいけません。

マインドセットは意識の持ち方次第で変えられるからです。

例えば、楽しくもない仕事で上司にいじめられ、毎日遅くまで残業という状況が続けば、知らず知らずのうちに硬直マインドセットになってしまうものです。
反対に、自分のしたことが認められ、毎日成長を感じられて勤務時間もきつくなければ、自然としなやかマインドセットを持って新しいことを自分から始めたくなるものです。

大切なのは、自分が今どちらのマインドセットで物事を捉えているのかを意識することです。そして都度修正をしていくことで、しなやかマインドセットを持って日々を送ることが出来るようになります。

しんどい思いをしている相手に対し、ポジティブになれと無理なアドバイスをする人がいますが、しなやかになれの方がまだ適切なアドバイスですね。

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