SE内定者が、入社後すぐに活躍するために入社前にやっておくべきこと6選

employee 理想の働き方へのキャリアステップ

これからSEになる人にとって、「自分は本当にSEとして活躍できるのか」という不安な尽きないものです。特にIT未経験からSIerに入社したのであれば、何から始めれば良いのかも分からない状態かもしれません。

私も同じ状態でした。文系卒でSIerに内定したは良いものの、入社するまでに何をしたら良いかが分からずに困っていました。そのため、内定通知の面談時に人事の方にそのまま質問したのを覚えています。

ここに書いているのは、大手SIerの人事が必要と考えている内容も含まれています。
私自身、この内容に沿って入社前に準備をした結果、入社後4年連続でトップ評価を頂けました。

もしあなたがIT未経験であっても、正しい準備をすることで素晴らしいキャリアをスタートさせることができます。

それでは、入社前にやっておくべき準備内容を説明していきましょう。

プログラミングの勉強

まずは、何よりもプログラミングの勉強です。
SEの面接を受ける前にプログラミングは少しやってみたと思います。それを継続して、自分が理解出来るところまで理解しておくことが大切です。

入社した後に勉強する機会があるため事前に勉強する必要はないと言う方もいますが、大手SIerの人事はそのような考えは持っていません。
非常に受け身的な考え方ですし、自身のキャリアを考えるのであれば、当然早く勉強して理解を深めておくに越したことはありません。

与えられた環境でしか学ぼうとしないのであれば、キャリアをスタートダッシュさせることはできません
この業界は良くも悪くも、他の業界よりも進歩が速いです。業務時間に限らず学び続ける姿勢がなければ、すぐに知識は使い物にならなくなります。

必要になるまで待つのではなく、自分からどんどん学んでいきましょう。
どの本で勉強すればよいか悩んでいる方は、以下の記事を参照してください。

フローチャートを作成する練習

プログラミングの勉強をしながら意識してほしいことは、「フローチャート(アルゴリズム)を自力で作り上げる練習」です。

プログラマー・SEとして活躍するには、プログラミングの言語に関する知識・理解よりもフローチャートを考える力が必要になります。

実業務では、プログラミング言語はフローチャートを書くうえで必要な前提知識でしかなく、プログラミングは単なる作業に過ぎません。
フローチャートを考えるのが、プログラマー・SEの頭を使った仕事の部分です。

paizaの練習問題を使いながら、フローチャートを考える練習をしましょう。

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IT資格の勉強

SEの仕事は、プログラミングだけではありません。

ネットワークやデータベースの構成を設計したり、顧客と会話してシステムの仕様を決めたりと、プログラミング以外のこともたくさんあります。
むしろ、そちらの仕事の方が重要なことが多いです。

その際、ITの基礎知識がなければ話になりません。
IPアドレス、トランザクション、CPU・・・。このような用語を知らずに業務に入ると、先輩の話している言葉の意味が分からず、円滑なコミュニケーションが出来なくなるでしょう。

それを防ぐためにも、基本情報技術者試験の合格を目指して勉強をしましょう。
ITパスポートを先に取ろうと考えている方がいるかもしれませんが、これはITを専門にしない人向けの基礎知識の資格であり、SEとしては不要です。基本情報技術者から取得してください。

可能であれば、入社前または入社後すぐに取得できることが望ましいです。
すでに基本情報技術者を保有している方は、応用情報技術者に向けて勉強しましょう。

資格勉強の際、暗記に苦手意識がある方は、以下のノートがとても頼りになります。
私もこのノートのおかげでIT未経験ながら入社後4月に基本情報、10月に応用情報に合格できました。

論理的思考力を体系的に身につける

以降はITスキル面以外のポイントです。

ITの仕事は論理がすべてです。
システムは特定の入力をすると、ある結果が返ってきます。人と違って毎回必ず同じ結果が返ってきます。システムは論理で成り立っています。

そのため、SEも論理的思考力が高い人が重宝されます。
人より多くの場合分けが出来たり、人が考え付かないようなアイディアを論理的に導き出したりする力がSEには必要です。

論理的思考が苦手と言う方も大丈夫です。
論理的思考力は、体系的に学ぶことができます。安定してかなり高い成果を出し続けられる一定の手順があり、その手順に沿って考える癖付けをすることで、論理的思考力は高まります。

論理的思考の手順は、以下の本が非常に勉強になります。
この本に沿って考えることで、私も先輩に負けない質の思考をできました。

経済・ITのニュースを見る習慣を身につける

news

社会人として、政治・経済・ITのニュースには敏感になっていることが大切です。
ニュースによって世の中がどのような変化をするのか、それによって自分の仕事や顧客の仕事にどのような影響が出るのかを、細かくチェックしておきましょう。

特にSEはあらゆる業界に関わるBtoBの仕事です。
取引先企業の担当者と打合せをしている際に、「先日わが社の商品がニュースに取り上げられまして。」と言われることもあります。その際に会話に入れるかどうかは顧客と良好な関係を築くためにも大変重要なポイントです。

また、自身のキャリアにとっても経済やITの動向を知っておくことは重要でしょう。
自分が関わるかもしれない技術や、世の中における働き方や仕事観の変化は、あなたの将来に大きな影響を及ぼすかもしれません。

自分の知見を広げるためにも、芸能・スポーツだけでなく経済・ITのニュースもチェックするようにしましょう。

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会計の勉強

これは、人事に勉強するように言われて私自身、一番ためになったと感じたことです。

SEの仕事は、商品の販売と異なり仕入や在庫という概念があまりありません。
その中で何がコストとして計上され、売上がどう決まるのかを知らなければ、自分の仕事の価値をお金に換算できません。

一日仕事をしたら、いくらになるのか。
そのうち自分に入る給料はいくらなのか。
システムの売上はいくらで利益率は何%なのか。

ビジネスマンとして、このような考え方は基本中の基本です。
毎日少しでもコストを減らし、売上を伸ばすために何をするかを考えるには、何がコストで何が売上かを知っておく必要があります。

コストや売上の観点からの提言は、会社の目標に直結する提案であり上司からの評価も高いです。
あなたのキャリアをスタートダッシュさせるためにも、特にコストの感覚は正しく身につけておきましょう。

個人的に読みやすくて勉強になったと感じたのは、以下の本です。

まとめ

キャリアをスタートダッシュさせることは、あなたの将来にとても大きな意味を持ちます。

最初の評価が高い人は、そのまま社内でも重要な案件に入れるようになります。反対に、最初の評価が低いとそこから這い上がるのは至難の業です。なかなかチャンスももらえず、成長する機会が圧倒的に少なくなってしまいます。

そうならないためにも、入社前からしっかりと準備して大きく羽ばたいていきましょう!

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