- フローチャートを書くのに時間がかかる
- フローチャートが書けない
このような方に向けて、どうすればフローチャートを書くのが早くなるのかを書いています。
実際、私もこの方法を使うことで、人の2倍速でコーディングができるようになりました。
コーディングの速度は、何で決まるのか?
もちろん、タイピングの速度を上げることやベースとなる処理を他からコピペしてくることでも速度は上がります。
しかし、これだけでは人の2倍速にはなれません。
他の人も同じことをしていますからね。
では、コーディングが速い人はなぜ速いのでしょうか?
なぜ、プロジェクトに参画してすぐでも高速でコーディングができるのでしょうか?
実は、彼らが速いのは、作ろうとしている処理の流れをイメージしきるスピードです。
プロジェクトに参画し、説明を受け、作成対象の処理の概要を聞きます。
このタイミングで、彼らの頭の中には大体の処理フローがすでに仕上がっています。
そして、いくつかデータの前提を確認したら処理フローはもう完成です。
後は書くだけ
これが、コーディングが速い人の頭の中で起きていることです。
そして、この速度の差が、コーディングの速度の差に直結しているということです。
では、どうすればフローチャートを書く速度を上げられるのか?
自分が知っているパターンを増やす
どうして、彼らはそんなにも速くコーディングができるのか?
一言でいうと、知っているパターンが多いから、です。
- ループや分岐で注意すべき点
- 何をキー項目として処理フローを作成するか
- 今後、どのような変更を想定しておくべきか
これらを網羅的に検討しており、それに対応する方法を熟知しているからです。
しかし、初心者がいきなりこれらをすることはできません。
経験値が圧倒的に少ないですし、どういう方法があるのかも知らないからです。
では、知っているパターンを増やすのか。簡単に言うと、練習するしかありません。
しかし、練習する場は案件だけでは限られます。
フローチャートの練習をする本を買ってもいいですが、それよりももっと実用的でどこででもできる方法があります。しかも、タダで!
その方法とは、以下です。
日々の自分の生活を、フローチャートに落とし込む
日々の自分の生活を、フローチャートに落とし込むとは、たとえば
- 朝起きてから会社に出社するまで
- カレーを作る手順
- アラームの設定時間の計算過程
このような、あなたの日々の行動を
プログラムにできるレベルでフローチャートにして書き出す
ということです。
どこまで細かくするかは、あなたのレベルや許される時間に合わせてOKです。
たとえば、カレーを作る手順をフローチャート化する場合。
時間がなければ大体の流れまでで十分です。具材を切る⇒鍋で煮込む⇒・・・というレベルです。
時間があれば、「煮込む」をより具体的にフローチャートにしてみるというイメージです。
この練習であれば、いつでもどこでもできます。
誰にも見られる心配はありませんし、お金もかかりません。ネタもつきません。
フローチャートを速く書けるようになるには、練習量が必要です。
しかし、案件での作業は、自分が作っているスピードに合わせてしか練習ができません。
また、PCがないと作業ができず、移動中や食事中にできるものでもありません。それでは、徹底的に練習しようとしても練習量が足りなくなってしまいます。
だからこそ、この練習を空き時間でたくさんこなしていきましょう。
知らない間に、どんどん成長する自分に気づけることでしょう。