SEって、コミュ力必要?

talking SEの、これって本当?

SEってどんな人?と聞かれると、

  • 頭でっかち
  • 仕事中、ずっとパソコンと向き合っている
  • 眼鏡かけたコミュ障

このような人をイメージする方、意外と多いと思います。
実際、そのようなイメージ通りの人もいます。一日中パソコンに向かって一言もしゃべらずに仕事をし、時間が来たらサッと帰る。
このような人がいることも事実です。

では、実のところはどうなのでしょうか?

SEとはどのような仕事か?

そもそもですが、SEとはどのような仕事でしょうか?

  • プログラムのコードを書く
  • お客様と打合せをして、仕様を決める
  • システムの設計をする

ざっくりですが、これらがSEの仕事です。お客様の要望をシステムとして形にするために、どういう画面を用意するのか、どういうデータを保持するのか、などなど、考えることはたくさんあります。

SEは、黙々とできる仕事か?

SEの業務内容が分かれば自然と答えは出てくるのですが、

SEは、黙々とできる仕事ではありません。

お客様と話します。システムの仕様を決めるために社内で打合せもします。決めた仕様をプログラマーに伝えるために会話をします。
チームのメンバーがシステムの仕様で相談があれば、その相談にも乗ります。個人的な問題の相談に乗るときももちろんあります。

実は、会話をすることもメインの仕事です。
黙々としている仕事は、プログラムを書く時と、設計書を書く時ぐらいです。
仕事時間の半分ぐらいは誰かと会話しています。

チームで仕事をし、プログラマーを動かす立場にあることを考えれば、これぐらい会話をするのは当然のことです。
そこを勘違いすることなく、仕事を選びましょう。

SEに求められるコミュ力とは?

では、どのようなコミュ力が求められるのでしょうか?

ほかの業種と異なる点としては、関係者が複数社にまたがるという点です。

  • お客様の企業の担当者
  • お客様への営業担当者(自社社員)
  • 自社の上司、部下
  • 協力企業のメンバー

各社の人に出してよい情報、出してはいけない情報を整理して伝えることは大前提です。
また、相手の立場で会話をする必要もあります。お客様の担当者にプログラムの中身の話をしても通じません。結局どう動くのか、何がお客様にとって問題なのかを伝える必要があります。
それに対して、プログラマーにはお客様が求めていることだけでなく、プログラムとしてどうすればよいのかを伝える必要もあります。

ただし、営業職と比べると、お客様も同じシステムを作るという意味で同じチームの一員という感覚が強くなります。そのため、システムの仕様の打ち合わせをお客様とする際に、世間話やアイスブレイクの会話といった、いわゆる営業トークはそれほど必要ではありません。それよりも、早く本題に入って議論をしたいという人の方が多いという印象です。(時と場合によって、必要になることはもちろんあります。)

そのため、相手によって伝える内容が大きく変わるという状況を踏まえて、「誰に対して何を伝えるのか」「この人が欲しがる情報は何か」を都度整理して会話する力が求められます。

このように、営業職とは求められるコミュ力が異なるため、友達との会話が続かなくてSEに向かないとは思う必要はありません。ただし、議論や論理的な会話が苦手という方は、SEの仕事は大変に感じることが多いのではないかと思います。
ぜひ、自分がどのようなコミュ力を持っているのか、そしてどうすれば苦手を克服できるのかを考えて実践してみてください。

タイトルとURLをコピーしました