SEは、残業が多くてハードな仕事?

hardwork SEの、これって本当?
  • 朝から夜中まで仕事をしている
  • 土日でも休みなく仕事をしている
  • 呼び出されたら、何時だろうが対応しないといけない

SEの仕事に対してこのようなイメージを持っている方も少なくありません

実際、このような働き方が良いとされていた会社や時代もありました。親戚や友達にプログラマーの会社に就職すると伝えると、「仕事大変だと思うけれど頑張ってね」と必ずと言っていいほど言われます。この点が心配でSEになることを躊躇する人もいるぐらいです。

では、実際のところはどうなのでしょうか?

働き方改革による世の中の流れ

労働基準法という法律があります。詳しくは別のサイト等を参照して調べていただきたいのですが、労働条件に関して定めた法律のことです。

この法律、昔からありますが、あまり守られてはいませんでした。
昔は、タイムカードだけ通してサービス残業をしたり、家にパソコンを持ち帰って仕事をしたりと、勤怠のデータと労働の実態とが乖離することが常と言っても良い状況でした。

しかし、働き方改革のおかげもあり、労働基準法を守る動きが出てきました。
今ではオフィスのビルを出入りする時間も管理されるため、タイムカードの時間とオフィスを出た時間がずれていると指摘を受けるようになり、会社のシステムにログイン・ログアウトした時間も管理されるため、休日に働いたことも実績として残るようになりました。

そのため、今では労働基準法に乗っ取らずに仕事をするということが難しくなり、残業の上限時間や勤怠管理をルールに沿って行う必要が出てきました。社員を自由に働かせることはできないのです。社員が働きたいと言っても働けない状況とも言えます。

SE業界で動向

世の中は正しく管理しているけれども、SEはそうではないのでは?と思うかもしれませんが、実際のところ、SEこそ他業界よりも厳密に勤怠を管理しています。

その背景には、「今までの悪行」があります。
今までさんざん労働基準法を無視して社員を働かせてきたこの業界が、個別で分析される対象の業界として扱われました。真っ先に働き方改革に対象となったということです。

そのため、今では1カ月の残業がほぼゼロということも少なくありません。幸い、パソコンを使って仕事をする業界のため、仕事の開始と終了のログを取ることができますし、ごまかすことも難しいということで、ムチャな残業が一気に減りました。ほかの業界と比べて働きやすい業界ではないかと思うぐらいです。

個別の企業ではどうなのか?

ただし、この残業時間の減少は、大手SE企業には当てはまる話です。中小企業においては、そもそも出退勤のログを正しく取っていなかったり、取っていても実態との乖離を確認していなかったりと、まだまだ整備しきれていないという会社もあります。

今では、労働条件・労働環境が会社選びの軸だという人も増えてきているため、正しく対策をする会社は増えており、採用パンフレットのメリットに書く会社もありますが、企業数も多い業界のため、個別の実態については自分で調べてみてください。

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