高速エンジニアを徹底的にマネる

imitate コーディングスキルを高める

コーディングの速度を上げるために大切なこと、それは高速エンジニアを徹底的にマネることです。
(コーディングに限らず、できる人のマネをすることは大切です・・・)

  • どういうことを考えてコードを書いているのか
  • どういう順番でコードを書いていくのか
  • 何を意識して分岐やループを実装するのか

このような「考え方」の部分については、多くの人がマネをしようと努力します。しかし、マネをしようとしても、すぐにできるものではありません。経験も必要になりますし、実装対象のソースによって必要になる視点が毎回異なり、何が大切なのかが見えにくくなります。
そして、これらをマネするのが大変になり、いずれ「あの人は頭が良いから」と言って努力するのを諦めてしまう人がたくさん現れています。

諦めないでください。この努力を続けてください。成長はすぐには感じられませんが、必ず大きな結果として返ってきます。都度、自分の1年前の姿と比較するのも成長を感じる良い方法だと思います。

そして、マネできることの中にはすぐに結果が出る点もあります。しかし、これらの点をマネする人が意外と少ないので、今回は何をマネすれば良いのかを書いていこうと思います。

スペースや改行の入れ方

マネをしようとしたときに、スペースや改行の位置を気にしたことがある人は少ないと思います。しかし、スペースや改行はコードの中では意外と重要な役割を果たしています。

  • 処理の切れ目を明確にするため
  • コードを読みやすくするため

スペースや改行の役割は、大きくはこの2点です。特に処理の切れ目を明確にするというのが重要なポイントです。高速エンジニアが意識している処理の切れ目を知ることは、あなたがコーディングをする際に書いていく順番や固まりを明確にしてくれるからです。

コードを書いた人がどう考えたかは、コードに現れます。そのコードを徹底的にマネることがまず大切なポイントです。

エディタの開き方

どのようなツールを使って開発しているかや、ツールの設定やプラグインをマネする人は多いと思います。しかし、そのツールをどう画面に表示しているのかまでマネをする人は少ないです。

  • エディタとエクスプローラの位置関係
  • ターミナルやコンソールの表示場所
  • 実行画面(ブラウザ)とエディタの表示サイズや位置関係

高速エンジニアのツールの使い方は、一番ストレスがない形に最適化されているものです。それをマネしてムダな待ち時間を減らすことが、細かいですが重要なポイントです。

姿勢や周辺環境

姿勢が悪いと、脳の活動が低下します。手の届く範囲に必要なものが揃っていないと、作業が細かく中断されてしまいます。

これも細かいことですが、非常に重要なことです。作業が中断されると、考え中だったところまで戻るのにまた時間がかかります。細かいストレスもかかります。この細かい負荷が、作業時間の増加や分岐の書き忘れなどの品質低下といった結果的に大きな差につながります。

自分の生産性が一番高まるように、姿勢や周辺環境も整えましょう。

徹底的にマネをするとは、どういうことか?

徹底的にマネをするというのはよく言われますが、実際に徹底的にできている人は本当に少ないです。そこまでしなくて良いだろうと思ったり、ムダだと勝手に決めつけてマネをしなかったり、恥ずかしいからという理由でマネをしなかったりします。

これが、高速エンジニアになれない決定的な原因です。

できるようになる前に、どうして必要かどうかを判断できるのでしょうか?
やったこともないのに、どうしてムダかどうかを判断できるのでしょうか?
できる人がやっていることが、どうしてカッコ悪いのでしょうか?

くだらないこだわりをしてて、徹底的にマネをすること。それが高速エンジニアへの一番の近道です。

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